「第6回JIMUTEF災害医療ベーシックコース」に参加して。

 7月17日、18日に神戸市JICA 関西に於いて「第6回JIMTEF災害医療研修ベーシックコース」が開催されました。兵歯技から宅見会長、有末が参加しております。
午後1時開会式の後、
講義1「災害医療概論」、講義2「東日本大震災・東京電力福島第一原発事故に対する医療対応」が各50分、休憩後講義3「急性期に各職種として何が出来るか」90分、休憩後講義4「避難所運営ゲームHUG」90分、そのご意見交換会及び懇親会で1日終了しました。

18日は、午前9時から講義5「亜急性期~慢性期に各職種として何が出来るか」90分、休憩後講義6「災害医療の実際~熊本地震~」120分そして閉会式・修了書授与とプログラムが進行していきました。
講師はDMATの医師、看護師及びJIMTEF災害医療委員会の方々で、東北大震災、熊本大震災への活動報告、それを教材にグループに分かれディスカッションを行い、それぞれに結果発表を行いました。

我々以外の従事者の方々は、すでに各方面に実際に活動の経験があり、それに基づきアドバイスを受けました。特に避難所の模擬運営ゲームでは、避難所として体育館に拠点を置き、次から次に避難する住民の誘導、医療処置の必要な方の案内、救援物資の管理保管など、多種多様の希望、要求に対応しなければなりません。模擬ゲームとしても、参加者皆さん真摯に取り組んでいました。歯科技工士会に於いても、災害時の現地への移動手段、器材の確保、活動資金、人材の養成及び確保など検討することがたくさんあります。

阪神淡路大震災を経験した兵歯技に於いても、その経験を活用し、将来の災害に備えなければならないと思います。

年末には、第5回アドバンスコースがありますので参加いたします。基本はまずできる事から始める。そしてそれぞれの専門性を生かした活動を行うことだと思います。
105人の参加者が2日間にわたり講義を受講しました。天災はいつ起こるか分かりません。その時のために備えなければならないと思います。

 

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